くらうど

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栄養とよしなしごと

最近知った言葉 1月

中学生くらいのときに、学校の先生の雑談か何かで

人は知っている語彙の中でしか思考できない

という話を聞いてとても衝撃を受けた記憶があります。

 

 

聞いた時は、

「そんなことなくない?」

と思ったのですが(実際この話すると3人に1人くらいから、えーそうかな?って言われる)

それからちょいちょい考えて噛み砕いてみた時に、

確かに感じることは出来るけど、思考はできてないかもしれないと思うようになりました。*1

人はなにか考え事をする時には日本語なり英語なり言語を使用しています。*2

私の場合日本語が母語なので、日本語を使って考えていて、例えば全く知らないミャンマー語とかでは思考は出来ません。自由に使える言語が日本語しかないのでわかりませんが、仮に少し英語が話せたとしても日本語で考えたことを英語に翻訳して話すだけで思考することはないと思います。

というか幼稚園も含めたら10年以上英語勉強してるのになあ。

ちゃんとやってた訳では無いけど、身についているものはないです。*3外国に行ったら出川イングリッシュとボディランゲージで乗り切ると思います。

バイリンガルの人とかは語彙力の差で考え事に使う言語が変わるのかな。思考の言語は選べるのかな。言語によって思考回路って大きく左右されるんじゃないか。第二言語ボキャブラリーが第一言語を超えることってあるんだろうか。

 

 

話を戻して

オノマトペで感覚も言葉に出来る部分もあるので少しわかりづらいけれど、それを思考に含めるかというと微妙なところですね。

「考えてみるとこのイライラはモヤモヤとムカムカだわ」

と言われたとしたら、よく考えてる人だなーというよりこの人は感覚的な人だなーと思うと思います。

 

 ただ言葉をたくさん知っていれば思慮深くなるということではなく、選んだり組み合わせたり定義したりと意識して使うその過程が’’思考’’なので、それをするためにはまず語彙力がいるよねってことなんだと思います。

言葉は何かを誰かに伝える手段でありますが、伝えたいものを頭の中でまとめて洗練させていくのもまた言葉による営みだなと。

感情やイメージ映像による補完はもちろんあると思いますが。

自分の中での、自分との会話なんですかね。

 

 

そしてそれを外に表現することや文章にするためにもまた、別のセンスや訓練が必要になってきます。

正しい使い方ももちろんだけど、予想外の組み合わせから生まれる言葉のおもしろさって衝撃的だなと思います。

 

よく、考えてるのにうまく言葉にできないときがありますが、(相手に伝えられるほどの)語彙不足、語彙使い込み不足で話したり書いたりする文章に組み立てられない状態なんじゃないかなと思いました。「語弊」を生まないようにはなそうとするからとか。頭の中では自分の癖だらけの言葉の運用でもなんとかなるし、補足はいらないけど、人に思ったことを思ってるように伝えるためには語弊を限りなく少なくしようとするし、これはほんとに難しい。

 実際、考えてることを文章に起こそうとするとま〜うまくまとまらない。

 

こうやってブログに書こうとすると、まとまらない伝わらないわかりづらいで段落丸ごと入れ替えたりするので、投稿まで何日もかかってます。

いざ書き上がったもの見るとすごく読みづらいし。これも読みづらいから消したいけど頑張ったので消しません。

 

ブログだと敬語と口語と文語どれでも行けるから表現揺れもすごい。

私はどこを漢字にするかひらがなにするか、句読点をどこに置くかも意識するタイプ(めんどくさ)なのできりがない。表現に凝ろうとするとどうしてもくどくなるから、素直でシンプルに伝えられるようになりたいです。頭の中ではいっぱい考えてるのに、うまく伝えられないからそのうち書いたり話すのが面倒になってきます。

 

 

でも、悩んでいることをうまく言葉にできた時はそれだけで大分すっきりするし、自分がうまく言葉にできないことを言葉にしてもらえた時は、理解してもらえた感覚があって嬉しい。

そう気づいてから、語彙を増やすことを意識して生活するようになりました。

実感として考え事に使わないもの(固有名詞とか)の方が多いけど、新しいことを知るのは好きなので楽しいです。

 

語彙を増やすのに1番効果があったことは、私の場合、本をたくさん読むことだったと思います。

中学生くらいまで、寝る前に本を読まないと寝られない子だったので、私の語彙の半分以上は中学生までの読書で構築されていると思います。

今はほとんど読まなくなってしまいましたが、今でも人が書いた文章を読むのが好きなので、暇な時はスマホで何かしら読んでます。知らない単語の意味を長押ししてそのまま調べられるから便利です。

 

本に限らず、新聞でも何かのコラムでもいいのですが、ネット記事とかブログとか、創作小説とかだと校閲が入っていなくて言葉が間違ったまま使われたりするので、なるべくちゃんと出版されたものがいいと思います。

 

あとは組み合わせのセンスを磨く?のにいいなと思うのは、意外とTwitterとか。

面白い言い回しの人が多くて読んでで楽しい。そんな高尚なこと考えながらTwitter見てないけど。

 

前置きは長くなりましたが(長すぎ)、私が最近知った言葉を辞書ではない感じでまとめていきます。毎月やりたい。なるべく自分の言葉でまとめたいけど、めんどくさかったらしません。気楽~。

今月はそんなになかった。

 

アドベントカレンダー

クリスマスまでの日数を数えるためのカレンダー

小学生の時、メリーズのチョコレート入りのアドベントカレンダーをもらって毎朝一つ食べるのを楽しみに起きてたのを思い出した。

アドベントカレンダーって名前って知らなかったけど、調べてみたら文房具とかプレゼント付きのがたくさんあって、もらいたいし誰かにあげたくなった。

 

トランスレーショナルリサーチ

トランスレーショナル・リサーチ(橋渡し研究)とは、アカデミアで研究者らが基礎研究を重ねて見つけ出した新しい医療の種(シーズ)を、実際の医療機関等で使える新しい医療技術・医薬品として実用化することを目的に行う、非臨床から臨床開発までの幅広い研究を指しています。

トランスレーショナル・リサーチとは|研究支援|北海道大学病院 臨床研究開発センター

これはがん研インターンシップの事前課題で調べものしてる時、いきなり”TR"って略で出てきて、何の略かわかるまでも苦労したし、わかっても「???」ってなったやつ。聞いたことない。TRって略になる言葉色々ありそうだけど。親切じゃないな。かっこいいな。

2文字のアルファベットの略称って文脈あっても解読厳しい。

 

AYA世代

これもがん研関連。

アヤ世代と読みます。

Adolescent&Young Adultの略で、小児に好発するがんと成人に好発するがんがともに発症する可能性がある年代のことだそうです。

よって幅広い知識が必要なうえに、若い世代のがんは進行がはやい、症例が少ないなど治療が難しいそうです。

はじめて見た時は、アーティストか何かのファン層かと思った。

 

つよつよ

強強と書く。非常に強い様のこと。

頭弱そう

よわよわの反対で使ってるんだと思うけど、古語として存在するって

 

 

以上です。ありがとうございました。

 

 

 

*1:追記:映像とかイメージとして「これをこうしてみる」とか想像しているって場合もあると気づきました。なかなかに想像力豊かなタイプな気がする。消耗しそうだけどどうなんだろう

*2:試しに、「でもなぁ」から考え事始めてみたり「つかれた」とか思ってみるとわかるかもしれない。

*3:バイトの免税でよく使ってた、「Can I see your passport?」くらい。これは発音も自信ある