くらうど

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栄養とよしなしごと

最近知った言葉2024.1月

あけましておめでとうございます。

今月知った言葉です。もう2024年一ヶ月経ったのか。*1

 

指定野菜🥦

指定野菜とは、「野菜生産出荷安定化法」により野菜のうちで特に消費量が多いとして、国が定めているものです。

指定野菜は、野菜のうち特に消費量の多いものを国が定めています
指定産地は、その指定野菜を毎年作ってくれる規模(きぼ)の大きな産地を国が指定しています。
指定野菜の価格(かかく)が安くなった場合に、来年も野菜を作ってくれるように指定産地の農家に安くなった分だけ支払う制度(せいど)があります。
指定野菜は、キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、たまねぎ、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ばれいしょ、ピーマン、ほうれんそう、レタスの14品目です。
指定産地は890産地(令和3年5月7日現在)指定しています。

野菜の指定野菜と指定産地についておしえてください。:農林水産省

お恥ずかしながら今まで知りませんで、これに2026年にブロッコリーが加わる方針であると最近ニュースになったことで学びました。ばれいしょ以来、約半世紀ぶりの出来事だそうです。

給食でもこれらの野菜をよく使います。(時々患者さんに「同じ野菜を朝昼晩で何回も使うな!」って言われる。)

安定供給で値上がりしづらくなるといいな。

果物とかほかのポピュラーそうな野菜類がないなと思ったら、特定野菜というものがありそちらにいました。

指定野菜に準ずる野菜として、次の35品目を「特定野菜」として農林省令で定めています。

アスパラガス、いちご、えだまめ、かぶ、かぼちゃ、カリフラワー、かんしょ、グリーンピースごぼう、こまつな、さやいんげん、さやえんどう、しゅんぎく、しょうが、すいか、スイ-トコーン、セルリー、そらまめ(乾燥したものを除く。)、ちんげんさい、生しいたけ、にら、にんにく、ふき、ブロッコリ-、みずな、みつば、メロン(温室メロンを除く。)、やまのいも、れんこん 、ししとうがらし(高知県の区域内で生産されるものに限る。)、わけぎ(広島県の区域内で生産されるものに限る。)、らっきょう(鳥取県、宮崎県及び鹿児島県の区域内で生産されるものに限る。)、にがうり(熊本県、宮崎県、鹿児島県及び沖縄県の区域内で生産されるものに限る。)、オクラ(高知県、鹿児島県及び沖縄県の区域内で生産されるものに限る。)及びみょうが(高知県の区域内で生産されるものに限る。)。

特定野菜等の対象産地の選定状況:中国四国農政局

 

こっちは逆に、その野菜入ってるんだ!みたいなのもありますね。

 

サピオロマンティック

サピオロマンティックとは、相手の知性に恋愛的な魅力を感じるセクシュアリティのことです。性的な魅力を感じる場合は、サピオセクシャルと言います。

Twitterで出会った言葉で、学術的に確立された定義かとかもちゃんと調べていませんが、おおちゃんとそういう名前があるのか!となりかなり印象的でした。

どのサイトを参照するのが適切かわからず、とりあえずこちらを。

jobrainbow.jp

 

確かに、知的な人にとてつもなく惹かれた経験はあります。話すほどに目から鱗が落ちてわくわくし、もっと話したいなあとなる感じ。同時に遠ざける何かを感じることもあり、それは自分とレベルが合わないからなんだろうなと思ったりします。切ない。

ただ、自分の頭の良さも押し図られるのと、逆を考えるとバカは好きじゃないというとんでもなく辛辣なニュアンスが出かねないので、実際に頭のいい人が好きと言うのはちょっと憚られます。

 

少しズレますが、小学生の時なんかは足が速い子がモテていましたが、それもなんか名前があるんだろうか。スポーツができるではなく、足が速い。*2

人生で足が速いことが魅力になる時期があるのなんかいいですよね。

今となっては日常生活でその人が足が速いことを知る機会がまずないですが、確かに恋人の足が実は速いと分かったら加点ではあるかもしれない。今度から「足が速い人が好き!」って言おうかな。

 

姑息的治療

姑息的治療(姑息療法)とは、いわゆる対症療法のことです。

カルテで、「姑息的PPN(末梢静脈栄養)実施中」といった感じで他職種が記載しているのを見て知りました。姑息ってあんまりいい文脈で使われるイメージがなかったので、「姑息までいわんでも……」と思ってたらそうではありませんでした。

姑息的治療も対症療法も、用語の成り立ちとしては「その場しのぎ」的な感じだったんだろうかと推測していますが、痛みや苦痛を取り除くのも立派な治療であるので、働き始めてから受け取り方が変わってきました。

ちなみに調べてたら、国立国語研究所のこんなサイトがあった。

www2.ninjal.ac.jp

各ワードの見出しの「まずこれだけは」「少し詳しく」「時間をかけてじっくりと」「こんな誤解がある」がとっても親切でいいなあと思います。

専門用語とか、医療機関だけで使われてる用語難しいですよね。略語もとっても多いし。

対患者にやたら多用するのでなければ使うのは別にいいし、自分も使うし、わかる状態でいたいとは思いますが、マイナーであることを自覚し、別の言い換えができるよう気をつけたいと思います。ちなみに私は紙カルテの病院から来たので、活字でどこにいても読めるだけでありがたいです。

先生によって略語たくさん使う人と、全部正式病名で書く先生とか、書きながら頭整理してるんだろうなみたいな先生とか、ぼそっと2、3言書く先生もいます。患者にそのまま読ませられるような平易な文章とか文学的な表現されてると、つい読みいってしまいます。

先生方はわりとフリースタイルですが、ほかの専門職は職種ごとに複数人介入することが多いためか、ある程度その部署のルールやテンプレートに則って書く印象です。

 

耐熱マヨネーズ

職場が今月から嚥下調整食で完調品を導入し、そちらの材料一覧に登場してきました。

すでに出来上がったものを配膳車やスチームコンベクションオーブンというものを使って適温まで再加熱して提供します。

厳密にいうと知った言葉というよりプロダクトですが、耐熱という言葉が頭についたことで、

「あ、言われてみれば確かにマヨネーズって「耐熱」ではないな」

というシンプルな驚きがありました。

ご自身でマヨを加熱したことはありますでしょうか。

私はキューピーのCMでマヨネーズでソテーするみたいな料理をみて、美味しそうでやってみたことがあります。油がじわっと溶け出してきて、確かにそれで炒められました。油が抜けたせいか卵のせいか、ややぷるっと固まる感じもありました。あとはパン屋さんのマヨがけした具が乗ってるパンとか、セブンのコーンマヨパンとか思い出してみると、味は大体マヨなんだけど物性がマヨではないです。

今後それらを「耐熱じゃないマヨネーズ」とする概念が私の中に生まれた瞬間でした。おもしろ。

ソフト食(学会分類コード3)と、ペースト食(学会分類コード2−1〜2)の料理として完全に中に混ざってるので、耐熱のおかげでマヨらしさが保たれてるかは見てる感じ全然わからないのですが、再加熱して分離したりされると危ないので耐熱、大事です。

 

加工食品って本当に面白いです。耐熱マヨ以外で私が好きなのは、朝食で使う目玉焼きです。「とろっとまる」と呼ばれてます。加熱しても黄身がずっと半熟になってます。すごい。けどオムレツではないような。

www.kewpie.co.jp

 

以上です!

 

あとがき

当ブログも開設して4年となりました!すごい!

私は存外飽きっぽい性格で一つのことが長く続くことがあまりなく*3、人生で1番長く続いたのは小学生だけだった(続いたって言わない)のですが、今年度で栄養の分野がそれを超えてくれたのでちゃんと合うものに出会えたんだなあとしみじみしてます。

 

特に今本業が忙し楽しく(存在しない日本語)、そっちに注力してたらTOEICはただの実力試験になってしまいました。お金もったいなかったけど、今時点で好きな分野と向き不向きがはっきりわかってよかった!笑

あと、やりたいやりたくないは相対的な感覚だと感じているので、ちょっと嫌なことはやりたいことや進めたい人生にブーストをかけてくれるなと。

東京工科大学 八王子キャンパス

工科大で受けました。綺麗、広大。どことなく中国の建物っぽさがあった。

来年度は栄養の認定資格を取りたいなとか、診療報酬改定に乗っていきたいなとか考えながら日々過ごしてます。

ブログは細々続けたいです。

草津温泉の旅ブログがちょっと跳ねて、直接私を知らない人もポロポロと訪れてくれているので、気をつけつつ。今年もどうぞよろしくお願いします!

*1:人生は体感時間で考えると、30代頃で折り返しだそうです。日々大事に過ごさないとね。

*2:産まれてからの時間的に、まだみんな走る程度しか特技ないからか、逆に大人に走るという見せ場がないからでしょうか。

*3:小中高全部違う部活、大学もサークルいくつか、バイトはほぼ一年ごとに別のことをしておりました。