こんばんは
(2年前と)今年の11月に知った言葉をまとめます。(2年前の)先月はなんか色々考えてわかったこと多くてよかった。
ちなみに、2年も経ったのでその半分も心当たりがありません。
こう、まとめるのなんて辞書があるから良いんだけどね。アンカーというか日記というか。あと、エピソードを添えるとその言葉に親しみが持てます。
ちなみに私自身、その人がそう考えてその表現で発言するに至った経緯にも興味を惹かれる方です。
ただまずは“最近”の定義について考えなさいよという。
- 瑕疵(かし)
- (根本的な)帰属エラー
- ラテマネー
- レスパイト入院
- アロスタシス
- 帰納法(きのうほう)・演繹法(えんえきほう)
- モラトリアム
- 悖る(もとる)
- ゴミ箱診断
- 御三どん・御爨どん
- クオーターライフクライシス
- 随喜(ずいき)
- 御机下(ごきか/おんきか)・御侍史(ごじし/おんじし)
- カラーバス効果
- あとがき
瑕疵(かし)
①きず。欠点。また、過失
②法律上、なんらかの欠点や欠陥のあること。
上の引用はデジタル大辞泉から。
最近(2年前)たしか①の意味で出てきて読めなくて調べた。
最近(今年の10月!)②の意味で小説で見かけた。
(根本的な)帰属エラー
社会的行動の原因を推測する際、状況や環境といった外的要因を十分に考慮しないで、行為者の属性や特性といった内的要因に過度に帰属させる一般的な傾向のこと。
http://koneko.cute.coocan.jp/psycho/social/social_04/index.html
出来事や行動の原因を、どこかに求める心理的傾向のこと。
ものごとに原因を求めて推論することを帰属という。
具体的には、
・仕事に遅刻した人がいた際、その人のだらしなさが原因であると思う
・成功は自分の能力や努力によるものだと考え、失敗は状況や他人の行動に原因があると考える
などです。
これ知ってると結構当てはまる場面多いと思うんですよね。
個人が他人の行動を理解しようとする際、過度に性格特性を重視することで「誤解」や「思い込み」が生じるため、エラーやバイアスと言われます。私は他者にも自分にもこれが起こりがちです。
自分を俯瞰して見るときなら、こういう傾向があると気づき、うまく扱えば都合がいいこともあるのではなかろうか。
ラテマネー
「ラテマネー」とは、アメリカで生まれた概念で、その名の通り「ラテ一杯のお金」という意味です。特に意識せずに毎朝仕事前に買う一杯、頑張ったご褒美の一杯などその人にとってそのラテの価値は違います。その一杯の積み重ねは、自分にとって投資なのか、それとも浪費なのか。コーヒーではなく、コンビニスイーツやついつい回してしまうガチャガチャなど少額の出費もラテマネーです。特に気にしないで買っているものが積み重ねで大きな金額になっていることも珍しくはありません。節約の対象となるか、やる気を出すための活力となるかはその人次第で、「ラテマネー」という言葉の意味もそれぞれ変わってきますよね。そして、このラテ一杯で、経済が回っていることも確かです。
あなたの「ラテマネー」は節約の敵?それともごきげん投資? | SDGs MAGAZINE
また良コラムあったのでまとめる気持ちが起きない。
私はガチャガチャはあんまりしませんが、何かする時自宅では集中できないタイプなのでラテマネーかさみがちです。
でも、もし勉強目的でカフェに出かけて集中できなかったとしても、ただぼーっとコーヒーを飲む時間にとても価値を感じているので、投資か浪費かいちいち意識したくない気持ちはあります。ニュアンス変わる(浪費感強くなる)気もしますが、ミネラルウォーターマネー(少額すぎ?)とかにしてほしい。
「その人にとってのラテ1杯の価値・位置づけ」を考える時の言葉なので、引用にもある通り良い文脈で使えばいいんですけどね。
でもラテ高いよね。元バイト先でたくさん飲めたのは幸せだった。
最近はどのタイミングで飲んでも牛乳でおなかいっぱいになるので、ブラックをよく飲みます。酸味の強いコーヒーが苦手なので、春から秋ギリギリまでアイスコーヒーを飲んで、かなーり寒くなったらホットコーヒーに切り替えて冷めて酸っぱくなる前に飲み切ります。
あまり詳しくはありませんが、ブラジルのか、タリーズのピッコロバンビーノとかが好き。あとセブンの青のやつもおいしい。
レスパイト入院
レスパイトとは、"一時休止"、"休息"という意味です。
介護者の日々の疲れ、冠婚葬祭、旅行などの事情により、一時的に在宅介護が困難となる場合に期間を設けた入院の受け入れを行い、介護者の負担軽減(息抜き)を目指す仕組みです。
レスパイト入院 - 地域医療連携 | 公立学校共済組合 東海中央病院
略してレスパイトとも。仕事中に知りました。必要だよね。〜2週間くらいで利用される方が多い印象です。
アロスタシス
人間は、外部や内部に多少の変化があっても体の状態がなるべく一定に保たれるようになっています。これをホメオスタシス(恒常性)*1といいます。これがストレスやなんらかの原因で保てなくなるのが疾患です。
アロスタシス(動的適応能)とは、そのホメオスタシスをもたらす機構をいいます。
社会人になってから起床後に異様に疲れていることが多々あって、特に顎のあたりが疲れてるなとか、奥歯が痛いのに定期検診では虫歯はないことがあったので調べてみたところ、ストレスで就寝中に歯を食いしばっているのではないかと出てきました。
お恥ずかしい話ですが、一緒に寝た人に歯ぎしり(グライディング)を指摘されたり、日中マスクの下でグーっと噛んでいること(クレンチング)も何度かありました。ほんとにあごが疲れた。
歯は、口を閉じている時でも上下接しないのが正常だそうです。
エラ張るし歯にもよくないしで食いしばることを解消しようと試みたのですが、調べる中でどうやら食いしばることはそれによりストレスを逃して心身の安定を守る機構だから、無理やりやめさせると別のところに影響が出るのでよくないとのことでした。
そんなのを調べているときにアロスタシスという言葉が出てきて、体って本当によくできているなあと思った記憶です。
ちなみに、歯医者さんに相談して寝ている間につけるナイトガードというマウスピースを作りました。食いしばることをやめさせるのではなく、食いしばることで受ける歯へのダメージを低減させようということです。
1つ目は速攻で穴が開きました。噛む力ってすごいのね。
2つ目は作ってからすぐ転職と実家へ戻ったこともあり、何とは言いませんがストレッサー自体がいなくなったので、摩耗はそれほどでもなかったです。今は夜つけずに過ごしていますが、気持ち小顔になったのと、起床時の疲労感がだいぶマシになったので食いしばり自体無くなったんだろうな。
肩こりと緊張性頭痛は残ってるので、エラボトとか肩ボトを、一回やってみたいです。しばらく重いもの持てなくなるらしく迷っています。
2年前に下書きしてた時は、参考になる良い記事があったんだけど見つからなかった……。代わりにこれを。
↓これ途中までしか読んでないけど面白かった。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacd/29/1-2/29_27/_pdf/-char/ja
岡田鈴人,笹栗健一,佐藤貞雄「アロスタシスの概念と臨床咬合ー生体のストレス反応における咀嚼器官の役割ー」 咬合合誌 第29巻 1-2号 p27−34,2009
帰納法(きのうほう)・演繹法(えんえきほう)
どちらも、複数の事例や事実を利用し、結論を導く思考法です。
数学用語に見えるけど、幅広い分野で用いられます。
・帰納法
帰納法とは、経験・実験など個々の具体的な事例から、一般的な原理や法則を導き出す思考法をいいます
共通点を抽出していくことがポイントです。
・演繹法
帰納法の逆です。一般論(ルール)を組み合わせ、個別の事象に関する結論を導く思考法です。
どこで知ったっけな。調べてると、人材系のサイトのコラムが多いけどそこだったかな。
なかなかロジカルに考えられない、考えるほどに物事が大きくなるので、こういう風に考えたり話せる人に憧れます。
モラトリアム
経済恐慌などの場合、国家が債務の履行の一定期間延長を認めること。支払猶予。比喩的に、社会人となるべき自信がなく、大学の卒業などを延ばしていること。
Oxford Languages
(太字は筆者によるものです。)
太字の意味で見かけました。心理学の用語として使われると太字のような、社会的な役割を背負う準備段階、準備ができていない状態、おおよそ一人前であるが社会的な責任を負うことを猶予されている状態を指すそうです。
大学の同期が「自分はモラトリアム人間である。」と言っておりました。結構忙しい学科だし、明確に国家資格取得を目指してるからそんなことないと思うけどなあと思いつつ、まだまだよってことを自覚して(時に開き直って)モラトリアムを謳歌するのもよいなと思いました。
ちなみに母から、
「妹が生まれる近辺、あなたは年齢を訊かれると『まだ2さい〜』と言っていたよ。」
と言われました。ちゃっかりしております。姉モラトリアムです。
よく大学生活は「人生の夏休み」と言われることが多いと思いますが、私的には人生の春休みという表現がしっくりきます(準備期間感あるので)。
どうして夏休みなのかね。興味のあるものを自主的に探求する感じ(自由研究)とか、期間の長さとか、人生におけるその期間が位置するところに由来しているような気はしますね。
悖る(もとる)
(道理などに)そむく。反する。
Oxford Languages
東京五輪の森会長のニュースで見ました。「五輪憲章にもとる……」と音で聴いて、もとるってなんだ、、、と調べました。
漢字も響きもかっこよくていいです。使う機会はなかなかありません。ニュースとか新聞の表現まではすんなり理解できるほどに教養のある大人でいたいと思うけど、かなりハイレベルなのでしょうか。
ゴミ箱診断
ゴミ箱診断(ごみばこしんだん、英: wastebasket diagnosis または 英: trashcan diagnosis)とは、基本的に医学的でない理由で患者や診療記録部門に下される曖昧な診断のことである[1]。近年、より適切な名称として「医学的に説明不可能な症状(英: medically unexplained symptoms: MUS)」とも呼称される[2]。
患者が、明らかだが、特定できない医学的問題を抱えている場合、①相談した症状の存在を医師に信じてもらえるかどうか不安な患者を安心させたい場合、②患者が医師にレッテルを貼るよう圧力をかける場合、③医師が治療の承認を官僚的に容易にしたい場合などに、ゴミ箱診断が行われることがある。
(番号付、太字は筆者によるものです)
慢性疲労症候群、線維筋痛症、自律神経失調症あたりはこれに当たるケースも多いようです。(この診断になったからといって、必ずしもゴミ箱診断であるわけではありません。)
不定愁訴で①ないし②とか、検査で器質的な異常とか明らかな所見がなくても、保険診療だから③としてお会計みたいなケースとか、よくあるんだろうなあと。
言い得て妙ですよね、ゴミ箱診断。
必ずしも患者やどこかに不利益があるわけではないと思うので、小物入れ診断、便利屋疾患という言い方もありかなと思ったり。
ここから今年知ったもの!
御三どん・御爨どん
1 台所で働く下女の
。おさんどん。
「台所にては—が器物洗う音ばかりして」〈
・ 〉
2 台所仕事。おさんどん。
「—もする、お針もする」〈
・ 〉
母とお正月のことを話していた最中に出てきました。知り合いに、
「正月に両方の実家でおさんどんするの?って言われたよ〜」
と、2の意味で使っておりました。
由来は諸説あるそうで、三度三度食事の用意をするとか、竈を意味する御爨(おさん)、三女、飯炊にお三さんが多かったから、御三の間(下女の控室)などたくさん出てきました。
クオーターライフクライシス
クォーターライフクライシスとは、20代後半から30代が陥りがちな幸福の低迷期のことである。社会に出て生活に慣れてきた一方で理想と現実のギャップに違和感を感じたり、同年代や周囲の人と自分を比べて落ち込んだり、自分らしさを見失って自身はどう生きていくべきなのかさえ分からなくなる混乱したりする状態だ。
まさにこれ、という感じです。
というか、SNSが盛んになってきてから25歳に関わらずこういう状態に陥りやす苦なってきているなと思います。
良記事。
https://www.profuture.co.jp/mk/recruit/management/39512
大体こういうのって名前がつくと楽になることが多いけど、あんまり楽にならなかったな。大人の正常な発達段階と言われればそのような気もするし、こうならないような精神性を25歳までに身につけておきたかった気もするし。
自分探しの旅に出たりはせず、粛々と日常生活のなかで自分を探していこうと思います笑
指南とか自己啓発とかに走りたくもなりますが、そういうの調べてうまくやろうとしすぎると自分が元々どういう人だったかわからなくなるから、よく知る周りの人たちとたくさん話して、自分の輪郭をしっかりさせていきたいね。
随喜(ずいき)
1 仏語。他人のなす善を見て、これに従い、喜びの心を生じること。
2 ありがたく思い、大いに喜ぶこと。「—して迎える」
goo辞書
羽生くんの離婚のニュースに関する反応で、
「人の幸福に随喜できないのは〜」といったツイート*2で知りました。
調べてみて、上の発言は本来の意味合いとはちょっと違うのかな*3思いましたが、良い言葉だなと。
仏教用語だそうだけど、聞いたことなかった。
このコラムがとても良かったのでぜひ。
特に、以下の部分がじんわりきました。
私たちは、何かをなす場合、自分がそれを実際に行なうかどうかを重視しがちである。しかし、他者の善行を隨喜するには、自分と他者の壁を取り払って他者のことを喜ぶことが求められるため、自分で実際に行なう以上に心を成長させるのである。
隨喜にはもう一つ大事なことが伴っている。一つの善行は他の者たちによって隨喜されても、その善行はなくなったり減ったりせず、多くの者たちに共有されて増大し尽きることはない。それは一つの灯火から次々と灯火がともされても、その灯火は消えたり減ったりせず、増大して尽きることはない(無尽灯)ようなものである。
生活の中の仏教用語、良いですね。
宗教は敬遠(なんなら嫌厭)されがちですが、静謐さや言葉の深々とした雰囲気が好きです。まあものや度合い、シーンによりますが。
御机下(ごきか/おんきか)・御侍史(ごじし/おんじし)
今の病院に入職してからカルテで毎日のように見かけて、知らなかった恥ずかしいと思ってたらほぼ医療現場で、しかも対医師でしか使われていない脇付でした笑
御侍史・御机下の読み方は? 意味・使い方・よくある疑問も紹介|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集
ザ・業界用語って感じがないから面白いですね。
確かに先生方忙しいけどね。ピッチにかける時はいつも緊張します。
カラーバス効果
カラーバス効果とは、特定のことを意識し始めると、日常の中でその特定のことに関する情報が自然と目に留まるようになる現象のことです。
そのため、仕事で抱える問題や課題を普段から意識しておくことで、その問題や課題に関する情報がよく目に入るようになり、原因の把握や解決方法の発見などに繋がることがあります。
(太字は筆者によります。)
こういうことかなりよくありますよね。最近はweb広告が自動的にパーソナライズされるから、特にこういう傾向あるけどそれは含まないにしても実感する機会多い現象のような。
アンテナを張るに近いけど、張ってることに自覚的でないようなニュアンスがありますね。
なんか、引き寄せの法則とか、「求めよさらば与えられん」とかってこの効果によるものなんだろうなと思いました。
あとがき
長かった〜!ほぼ引用、リンク集なのに時間かかった!でも楽しい!読んでても楽しいといいなと思います。
難しい言葉使いたいお年頃がずっと続いてます。
今年はなんだかずっと人生について考えていて、今年だって人生の一部なのにいつもどこか上の空でした。そのせいで何件インシデントレポート書いたことか。よく仕事したね。
解消しよう!変わろう!と行動はしてるけど、結果安心できる時間は少なかったかも。
自分の針路、進路は、自分の意志で決まると思っていたのですが、人間関係の出入りによる影響もものすごく強いんだっていうのが最近の気付き。
2023年怖いって何回か言ってたら、初めてのことだらけで本当にその通りになったので、2024年はすごく良い年になる気がするって言霊です。良いことももちろんたくさんあったよ!でももうお腹いっぱいだ!